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45cmニュートン鏡筒計画(5)20cm鏡筒を同架して木星を撮ったら雲に邪魔された

45cm鏡筒のバランスを合わせるため、20cmニュートン鏡筒を同架してみた。これの前に13cmニュートン(約4㎏)を載せてみたが軽すぎたので、今度は20cm(約9㎏)にしてみた。少し重いがまあ問題なさそう。
45cmニュートン鏡筒計画(5)20cm鏡筒を同架して木星を撮ったら雲に邪魔された_a0095470_17024798.jpg
まだ外は明るかったので20cmの方はとりあえずレーザーで光軸を調整しておいた。45cm鏡筒も主鏡、斜鏡の位置を確認しある程度は調整もして、夜を待った。昼間の空は珍しくずっと快晴、雲ひとつないので期待は膨らむ。

日が落ちて夕食を済ませて、さっそくドームに上がって撮影準備。45cmの方はやっぱり光軸がズレているが、斜鏡とかいろいろ動かしたので仕方ない。木星の衛星を見ながら光軸を調整した。

さて木星を撮影するぞとなったら、いつの間にか木星に雲がかかっている。外を見たら、西から雲が大挙してやってくる。あわてて木星にピントと露出を合わせて撮影開始。雲のせいで明るさがどんどん変わり、露出調整が難しい。どうにか写せたのが下の画像。
45cmニュートン鏡筒計画(5)20cm鏡筒を同架して木星を撮ったら雲に邪魔された_a0095470_17024444.jpg
撮影開始から10分もしないうちに木星は厚い雲の中に消えた。時々雲から顔を出すが、まともに写らないので撮影終了とした。

せっかくなので同架した20cmでも木星を見てみようとしたら、なんと光軸がめちゃくちゃだ。もしかしたら調整する前は合っていて、レーザーの方の軸が狂っていたのかもしれない。いや、たぶんそうだ。
雲から木星が出てくるのを待って光軸を合わせたら、まあまあ普通に見えた。これから数日は天気が悪くて寒くなるらしいが、晴れたら次はこの20cmでも木星を撮ってみたい。

# by anettait | 2026-02-06 20:10 | 自作望遠鏡 | Comments(0)

 

45cmニュートン鏡筒計画(5)またも光軸がズレてしまった

昨夜は疲れてボーっとしていたら、いつの間にか木星の高度が上がっていた。寒いけれど天気はいいので、45cmニュートンで木星を見てみた。大赤斑はすでに正面を過ぎていた。
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少し光軸がズレているように見えたので調整しないといけないと思ったが、その前に確認で2本撮影した。それが上の画像。ピントは合わせにくかったが、シーイングは悪くなくてそこそこ写っている。クリックで画像は拡大される。

その後パソコンのモニターに木星の衛星を入れてピンボケにして、いつものように光軸修正。終わって撮影してみたら、かなりひどい画像になっていた。

光軸を合わせたつもりだが、結果としてズレている。どうしてそうなったのかよくわからないが、ピントを変えて20本ほど撮影してみた結果、どうやら非点収差が出ていることがわかった。

たぶん斜鏡と主鏡の中心が合ってないとか、接眼部と斜鏡の中心が合ってないとか、そのあたりだと思う。鏡筒を大きく傾けると主鏡が少し動くのでスペーサーを入れて調整してあるが、固定が不十分なのかもしれない。

最初の画像は、たまたまいろいろ合った状態だったのだろう。「たまたま合った」状態に戻すのは難しいと思うので、明るい時間帯に全体的に見直してみようと考えている。

# by anettait | 2026-02-04 22:59 | 自作望遠鏡 | Comments(0)

 

45cmニュートン鏡筒計画(4)接眼部移動後に木星を撮ってみる

25cmシュミカセを同架した後、どうにか木星を撮影することができた。数日前に斜鏡と接眼部を交換して接眼部の位置も筒先に移動させたが、私にしては珍しく予定どおりに延長筒なしでピントを合わせることができた。シュミカセ同架とは違って、そちらの作業はちゃんと成功した。

この晩は気温も高くて気流も良さそうだった。同架の作業後にドームのスリットを開けると、シリウスもあまり瞬いてなくて期待が持てた。
しかし同架する作業の途中で45cm主鏡を外してしまったので、45cmニュートン鏡筒の光軸を合わせないといけない。その作業をしているうちに雲がやってきて、木星は雲のすき間から時々見えるだけになった。

光軸調整は、パソコンに木星の衛星をピンボケにして強拡大で表示しておこなった。この方法が私には一番わかりやすい。惑星撮影用のカメラ一式を利用するので、光軸が合ったら木星をすぐに導入できて、ピントと露出を合わせればすぐに撮影できるのも便利だ。

何より主鏡の下の光軸修正ネジを回してから脚立に昇って接眼部を覗いて修正具合を確認してまた主鏡のところに降りてネジを回すのを繰り返すという非常に面倒で体力を使う作業をしなくて済むのがいい。接眼部の高さが2.5メートルもあるので、暗い中で脚立を上り下りするのは危険でもある。

そうしているうちに光軸がそこそこ合ったので、木星が雲のすき間から顔を出すのをひたすら待つ。雲から木星が出た時にピントを合わせておいて、雲が薄くなってパソコンのモニターに木星が写ったらすぐに撮影する。でも雲が厚くなって木星が暗くなったら中断。それを20回以上繰り返した。
その中でちゃんと4000フレーム(約1分間の動画)撮れた中でいい感じだったのが下の画像。
45cmニュートン鏡筒計画(4)接眼部移動後に木星を撮ってみる_a0095470_00360476.jpg
今回は割とまともに写せたので、ニュートン鏡筒に大きな問題はなさそうだ。光軸が合っていてシーイングが良ければ、ちゃんと写ることが確認できた。

しかしこれだと同架したシュミカセ(というよりこれから載せる予定の軽い鏡筒)の役割がなくなる。本体(45cm鏡筒)に問題はなかったしシーイング確認もできるので、シーイング確認用の補助鏡筒を載せる必要がなくなるのだ。

この日の作業はまったくの徒労だったということになる。残ったものは腰痛とバランスの悪くなった45cm鏡筒だけだ。これを元に戻すのもかなり面倒(あのやたらと重い45cm主鏡をまた外さないといけない)なので、とりあえず軽い鏡筒を同架してしばらく遊んでみようかとも考えている。腰に負担がかからないような鏡筒で。

# by anettait | 2026-02-01 01:06 | 自作望遠鏡 | Comments(0)

 

45cmニュートン鏡筒計画(3)25cmシュミカセを同架してみた

45cm鏡筒に25cmを同架すると「こいつはどうかしてるぜ」とか言われそうだが、なぜ同架することにしたのかを説明する。

自作鏡筒の場合、撮影した惑星像がひどい場合に鏡筒の作りが悪いのか、それともシーイングが悪いのかの判別が難しい。明らかに変な像の場合は望遠鏡のせいだとすぐわかるが、それが微妙な場合はどちらが原因なのかがわかりにくい。
望遠鏡の光軸だと思い込んでいろいろいじりすぎて、よけいひどい像になったことも何度もある。原因がはっきりしないと解決は難しい。シーイングが原因なら、そこはあきらめるしかない。

ということで、惑星像の比較とシーイング確認用として何か鏡筒を同架することにした。
最初は30cm程度は必要かとも考えたが、赤道儀の搭載重量を考えると無理。次に25cmニュートンを考えたけど、これも15㎏程度はあって重い。ということで25cmシュミカセにした。

実際の作業はけっこう面倒だった。まず45cm鏡筒の取り付け位置を右側にずらしてから25cmシュミカセを取り付けるプレートを45cm鏡筒の横に取り付けないといけない。45cm鏡筒を赤道儀から外すには重い主鏡を降ろさなくてはならないし、なんだかんだで時間がかかった。
45cmニュートン鏡筒計画(3)25cmシュミカセを同架してみた_a0095470_14122593.jpg
25cmシュミカセを同架できたのは、作業を始めてから7時間後(途中夕食で中断あり)だった。すでに22時半過ぎ、木星は天頂近くになっていた。
この日は天気が悪かったので晴れないと思っていたら、作業の途中から晴れてきて、作業終了の頃にまた雲がやってきた。

とりあえず木星は雲の間から撮影したが、画像処理がまだ途中なのでその結果は次回に。作業途中では木星を撮影できないし、しかも同架したシュミカセが予想よりもバランスが悪くて赤緯のクランプが効きにくい。このままでの実用にはいろいろ問題があるので、結局25cmシュミカセは同架しないことにした。

ここまでの作業がほぼ無駄だったわけだが、それはもったいないので次の展開を考えている。
45cmニュートン鏡筒計画(3)25cmシュミカセを同架してみた_a0095470_14122735.jpg
上の画像は、シュミカセを月に向けたらどん曇りになったところ。シュミカセでも雲ごしに月は見えて、シーイングの確認はできるのはわかった。この鏡筒は約13㎏なので、もっと軽い鏡筒を載せてみようと考えている。
ケンコーの20cmニュートンが9㎏程度なので、もしかしたら使えるかもしれない。それがダメなら13cmニュートンかミードの15cmマクストフかな。それでもバランスが悪かったら45cm鏡筒の取り付け位置から見直さなくてはならないが、それはかなり面倒。

# by anettait | 2026-01-31 14:41 | 自作望遠鏡 | Comments(0)

 

40cmトラベルドブソニアンを作る(68)斜鏡が欠けた話

去年の梅雨明けに石垣島に持って行ったきり、分解したまま半年以上放置してあった40cmトラベルドブソニアン。放置しすぎなのでそろそろ手直ししないと、と思って今月中旬にトップリングを屋上の手前に置いてあった。
形だけは整えておこうと考えて、接眼部を取り付けて、斜鏡もつけておいた。

その置き方が悪かったのだが、何かを動かしたらそのトップリングが20cmほど落下してしまった。わずか20cm程度の落下なので「ああ、落ちたか」くらいにしか思わなかったが、トップリングを持ち上げようとして驚いてしまった。なんと斜鏡がホルダーから外れて落ちている。

この斜鏡とホルダーは笠井トレーディングで購入したものだが、斜鏡を押さえる固定金具が小さいなとは思っていた。そう思うなら両面テープとか別の金具で補強しておけとその時の自分に言いたいが、後の祭りだ。斜鏡は落ちて、下の画像のように2か所欠けてしまっていた。
画像は、斜鏡を再びホルダーに戻してから撮影したもの。斜鏡が落ちた時には驚きのあまり現場写真を撮る余裕はなかった。
40cmトラベルドブソニアンを作る(68)斜鏡が欠けた話_a0095470_20424213.jpg
さらに驚いたことには、斜鏡を押さえている固定金具はホルダーに残っていた。つまり斜鏡は固定金具を押しのけたのか間をすり抜けたかして、落ちたのだった。

落ちたのが横にしたトップリングの中だったのと、欠けた部分が小さかったのは不幸中の幸い。これが海外の旅先で主鏡の上にでも落ちたのなら、ショックで旅行を続ける気力を無くしていた、というほどでもないけどかなりショックだったに違いない。

このホルダーは補強するべきだが、これに替わるホルダーは部品の山の中から偶然見つけてあった。それが下の画像の左のもの。真ん中はこれまでの斜鏡ホルダー、右は今回の欠けた89mm斜鏡。
40cmトラベルドブソニアンを作る(68)斜鏡が欠けた話_a0095470_20424856.jpg
20年位前に買ったまま使わずに保管してあったのだが、買ってて良かった。でもこの形では筒先からの距離が長くなるので、トラベルドブソニアンには不向きだ。ということでドームの中の45cmニュートンに使ってみることにした。前回の記事はこれを使った。

トラベルドブソニアンに使う時は、これまでのホルダーを補強して使った方がいい。その方が軽くて筒先までの距離も短いので重量バランス的に有利だ。しかし単体の89mm斜鏡はこれ1枚しかない。他には重いアルミのホルダーに張り付けてあるものが1個あるが、重すぎてトラベルドブソニアンには向かないし、ドームの45cmニュートンにはスパイダーの取り付けが合わなくて使えない。
89mm斜鏡はいつの間にか高くなって2万円を超えているので、もう1枚買うのは無しだ。少し考えてみるか。

# by anettait | 2026-01-28 21:22 | トラベルドブソニアン | Comments(0)