25cmシュミカセを同架した後、どうにか木星を撮影することができた。数日前に斜鏡と接眼部を交換して接眼部の位置も筒先に移動させたが、私にしては珍しく予定どおりに延長筒なしでピントを合わせることができた。シュミカセ同架とは違って、そちらの作業はちゃんと成功した。
この晩は気温も高くて気流も良さそうだった。同架の作業後にドームのスリットを開けると、シリウスもあまり瞬いてなくて期待が持てた。
しかし同架する作業の途中で45cm主鏡を外してしまったので、45cmニュートン鏡筒の光軸を合わせないといけない。その作業をしているうちに雲がやってきて、木星は雲のすき間から時々見えるだけになった。
光軸調整は、パソコンに木星の衛星をピンボケにして強拡大で表示しておこなった。この方法が私には一番わかりやすい。惑星撮影用のカメラ一式を利用するので、光軸が合ったら木星をすぐに導入できて、ピントと露出を合わせればすぐに撮影できるのも便利だ。
何より主鏡の下の光軸修正ネジを回してから脚立に昇って接眼部を覗いて修正具合を確認してまた主鏡のところに降りてネジを回すのを繰り返すという非常に面倒で体力を使う作業をしなくて済むのがいい。接眼部の高さが2.5メートルもあるので、暗い中で脚立を上り下りするのは危険でもある。
そうしているうちに光軸がそこそこ合ったので、木星が雲のすき間から顔を出すのをひたすら待つ。雲から木星が出た時にピントを合わせておいて、雲が薄くなってパソコンのモニターに木星が写ったらすぐに撮影する。でも雲が厚くなって木星が暗くなったら中断。それを20回以上繰り返した。
その中でちゃんと4000フレーム(約1分間の動画)撮れた中でいい感じだったのが下の画像。
今回は割とまともに写せたので、ニュートン鏡筒に大きな問題はなさそうだ。光軸が合っていてシーイングが良ければ、ちゃんと写ることが確認できた。
しかしこれだと同架したシュミカセ(というよりこれから載せる予定の軽い鏡筒)の役割がなくなる。本体(45cm鏡筒)に問題はなかったしシーイング確認もできるので、シーイング確認用の補助鏡筒を載せる必要がなくなるのだ。
この日の作業はまったくの徒労だったということになる。残ったものは腰痛とバランスの悪くなった45cm鏡筒だけだ。これを元に戻すのもかなり面倒(あのやたらと重い45cm主鏡をまた外さないといけない)なので、とりあえず軽い鏡筒を同架してしばらく遊んでみようかとも考えている。腰に負担がかからないような鏡筒で。