天体撮影練習用デジカメを探す(2) SONY NEX-5T

そういえばNEX5シリーズの最終型は5Rではなくて5Tだったのを思い出したのは、カメラのキタムラで中古のNEX-5Tを見かけたからだ。で、現状渡しで安かったので買ってきた。
a0095470_22521383.jpg
持って帰ってみると、5年前から使っている5Rと左肩の型番以外、見た目はまったく同じ。そういえば5Tは5Rのマイナーチェンジ版で、違いといえばスマホとの連携が簡単になった点だけだったような…。

まあそんなことはわかっていた。同じものを買ってこなかっただけ進歩している。かなり前だが、中古のレンズが安かったので買ったら、家に同じものがころがっていたことがあった。アイピースや本なら何度もある。
a0095470_22514321.jpg
それはいいとして、ちょうど晴れていたので、シリウスを撮ってみた。上の画像はトリミングなし、下は中心部を切り出した。望遠鏡は前回と同じ20㎝GOTOドブ。2,3mmアイピースを使った520倍だと、眼視でも伴星が見えた。そう、今の離角だと口径20㎝でもシリウスの伴星が見えるのだ。個人的に最小口径記録更新だ。で、撮影したらどうにか写った。
a0095470_22514870.jpg
わかりにくいので下の画像に矢印で示す。
a0095470_22515147.jpg
実はおとといもシリウスの伴星は見えていた。その時のカメラはα6500で、なんとピント合わせのためにモニターで拡大したら伴星まで見えていたのだが、家の屋根にかかってしまい、伴星のある位置にスパイダーが増えたような、ちょっと残念な画像になった(下の画像)。今回は時間が早かったので大丈夫。
a0095470_23033007.jpg
今日はついでに月も撮影した。前線が北に迫っていて、風が強くて雲も早く、透明度もかなり悪かったので撮影後の画像処理でコントラストを上げてみた。
a0095470_22520041.jpg
5Tは撮影と同時にスマホに画像転送ができるので、ツイッターやブログに上げるのには便利だろう(5R以降の機種はだいたい同じだが)。背面モニターはさすがにα6500とは比較にならないけど、前回の5Nよりはノイズがかなり少ないがそれは5Rも同じ。

そうそう、忘れていたが比較用にカストルも撮った。撮影倍率はシリウスと同じ。
a0095470_22542365.jpg
今は満月過ぎなので星座写真などは撮ってないが、5Rがけっこういい感じで撮れることはわかっているので、5Tもたぶん同じだろう。まあそのうち時間があれば試したい。

そういえば操作性について一言。5Rと5Tは背面ダイヤルの他に右肩にもダイヤルが付いていて、Mモードでは絞りとシャッタースピードをそれぞれのダイヤルで独立して調整できる。そこは5Nから進歩した部分だ。しかも5Nはスマホと連携できない。

ところがこの次の型α5000では右肩ダイヤルが省略されている。これは初心者が天体写真を撮影する場合、露出調整がわずらわしいので困る。撮像素子の画素数は多くなっているけど。
a0095470_23083971.jpg
ということで、天体写真に使うデジカメはダイヤルが最低ふたつ付いているデジカメを選ぶといいと思う。フルサイズのαシリーズはダイヤルが三つついていて、絞り、シャッタースピード、感度に割り振っている。

ついでに、カスタムボタンにはピント拡大を割り当てるとワンタッチで拡大いて便利。5Rと5Tはピント拡大が標準で付いているのはいい。α6500はボタンふたつになるところが少し残念。

さてキャノンやフジのミラーレスはどうなんだろう。使ったことがないので、機会があったらテストしてみたい。もちろん中古の安いやつ限定で。EOS-MシリーズはM2までは背面液晶が固定で天体写真には使いにくいし、バルブが使えない機種があったりで注意が必要なのは知っているが、リモコンについても調べないといかんな。



# by anettait | 2019-03-21 23:31 | カメラ関係 | Comments(0)  

DOB GOTO8で月を撮る

やっと晴れたので、自動導入のDOBGOTO8を出して、月を撮影してみた。
a0095470_23574193.jpg
直焦点はなかなかシャープ。2倍バーローでも撮影した。
a0095470_23594583.jpg
主鏡はF6なので像もシャープだ。なかなかいいが、追尾は安定したりしなかったり。南西と東の方向に鏡筒を向けると、カタッ、カタッと追尾が引っかかるような音がする。一応追尾はしているが間欠的というか、何か引っかかっている感じ。
a0095470_23572426.jpg
今回は光軸は割と合っていた。鏡筒の伸ばし方で変わる可能性も十分ある。
追尾が安定してくれると非常にいい機材になるのだが。


# by anettait | 2019-03-20 00:02 | 自動導入機 | Comments(0)  

AZ-GTiで遊ぶ(9) ミード150Makを載せてみる

晴れたので、久しぶりにミードの15㎝マクストフカセグレン、150Makを載せて使ってみた。
販売元のデータでは5.1kgだが、2インチ天頂ミラーが重いのでもう少し重いはず。経緯台の搭載重量を少し超えるので、最初からバランスウェイトを使った。
a0095470_22071448.jpg
かなり重そうだが、とりあえずちゃんと動く。自動導入で目標天体はファインダーの視野内には十分入るが、アイピースの視野内には入ったり少しずれていたり。
焦点距離が1800mmもあるので、15cm短焦点ニュートンと同じアイピースを使っても倍率は2倍以上高くなるので視野に入りにくいのは仕方がない。25mmアイピースで73倍になるのだから。
a0095470_22065874.jpg
ファインダーの位置が下になるので、その点は不利だが使えないことはない。ただ倍率が高くなりがちなのでファインダーは大事だ。使いやすい位置にファインダーを付けた方がいい。
a0095470_22070631.jpg
もうひとつ気になったのが、鏡筒が太いためにアリガタを固定するネジが鏡筒に干渉して締めにくいこと。長いネジに変えれば大丈夫。

実際に天体を見てみると、250倍くらいの高倍率で微振動が気になる。5mmアイピースで360倍になるとリゲルの伴星はよく見えるが、ひどい振動だ。焦点距離が長いせいで倍率がやたらと高くなりすぎる。重量オーバーと太い鏡筒、長い焦点距離はすべて風の影響を受けやすく、この架台には厳しい。

マクストフカセグレンなら127mmまでにした方が実用的だし、15㎝を使うならビクセンの軽量15㎝ニュートン(昔のやつ)がぎりぎり許容範囲で、余裕を持ってニュートンを使うなら13㎝程度にした方がいいと思う。

150Makを使いたいなら高倍率で惑星を見たいし、倍率を抑えてAZ-GTiで使うのはあまり意味がないと思うのだ。150Makにはもう少し大きい架台が必要だ。


# by anettait | 2019-03-16 22:27 | 自動導入機 | Comments(0)  

今期初の木星撮影

今期初めて木星をちゃんと撮影した。望遠鏡はミードの30㎝シュミカセ。

冷たい空気が北から来ているので気温はこの時期にしては低く、シーイングも悪い。
光軸も微妙に合ってないような気もするし、鏡筒も気温になじんでないような感じだが、夜明けが迫っているので急いで撮影した。そしたらひどい像になった。色も悪い。
a0095470_21220902.jpg
3倍バーローレンズを使うつもりだったがほぼ半年ぶりの撮影なので、どうにもうまくいかない。夜明けが近いのであきらめてバーローなしで撮影したら木星が小さくなった。

430倍の眼視ではおおまかな模様と衛星の影はわかったが、シーイングが悪くて詳細はよく見えなかった。気温がもう少し上がってから撮影した方がいいかも。いろいろ悪すぎる。


# by anettait | 2019-03-15 21:26 | 惑星 | Comments(0)  

ジャンクのSE-AT100nで撮影してみる

久しぶりに晴れたので、ジャンクで買ったSE-AT100nで月などを撮影してみた。
a0095470_22221804.jpg
今回はAZ-GTiにも載せてみたが、相性ぴったり。鏡筒が非常に軽いので架台への負担も少なく、天体導入の精度が上がったような気がした。
a0095470_22225191.jpg
そのままではピントが合わず直焦点撮影ができないので、接眼部のアイピースホルダーを外してデジカメを接眼部に押し当てて撮影。そうすることでフランジバックの短いミラーレスなら撮影可能になる。もちろん撮れるのはせいぜい月くらいだ。上の月の画像はそうやって撮影した。
カメラは手持ちなのでピンボケや手振れのリスクはある。

早起きして木星も撮影してみた。斜鏡の遮蔽が大きめ(それでも斜鏡径がやや不足?)なのに、しかもシーイングが悪いのに驚いたことに眼視で大赤斑も見えた。ちょうど木星のど真ん中だった。でも撮影しても写らないのは仕方がない。何と言っても焦点距離が短すぎ、像が小さすぎる。
a0095470_22223244.jpg
焦点距離450mmではズームアイピースによる拡大でもあまり大きくならない。仕方がないので衛星の存在を見せるためトリミング。カメラはSONYのNEX-5Rだ。
a0095470_22224436.jpg
ところで前回木星を撮影したGOTODOB8は惑星でのアライメントができないが、同じSKYWATCHERのAZ-GTiは惑星アライメントが普通にできる。これは便利だった。
a0095470_22225603.jpg
話をSE-AT100nに戻すと、木星の縞模様はどうにか見えるし、土星の環はちゃんと見える。二重星はカストルがきれいに分離して見えた。光軸は微妙にずれているが、修正できない構造になっているためあきらめるしかない。しかしずれが気になるのは2.3mmアイピースを使った200倍弱くらいからなので、まあ気にしなくてもいいかも。
a0095470_22221804.jpg
おそらくだが光軸には個体差があって、以前持っていた同型の鏡筒はきちんと光軸は合っていたような気がする。何と言っても主鏡は張り付けられているので、この程度の個体差は出てしまうのかも。しかもジャンクコーナーで買ったものなので文句は言えない。

もう1本買って双眼望遠鏡にしたいが、筒外焦点距離が非常に短く、無理だ。安くて軽いのにちょっと残念。

AZ-GTiとの組み合わせは離島に小さな飛行機で行く場合や車を使わない旅行などに向いている。非常に軽く、精度よく天体を導入できて、そこそこ見える。もちろん口径10㎝だから暗い星雲などは苦手だしアメリカンサイズ専用の接眼部なので広視界も制限される。カメラも普通の状態では付かないが、旅先で土星や月を人に見せるのにはいい。とにかく軽いのがいい。


# by anettait | 2019-03-13 22:45 | 初心者用望遠鏡 | Comments(0)