マップス彗星C/2026 A1 は大方の予想どおり太陽接近時に消滅してしまった。沖縄は最近天気が悪いので、もし大彗星になったら福岡あたりに見に行こうかとちょっと考えてみたが、飛行機を押さえておかなくてよかった。まあ彗星が凄くなってから飛行機取っても遅かったかもしれないけど。
今月中旬に明るくなりそうなパンスターズ彗星C/2025 R3 はそこそこ見えそうなので、今度こそ空のいい離島で撮影して、望遠鏡でも見ていたいと考えている。
最近短焦点反射を作っているのは元々は星雲星団撮影のためだったが、いつの間にか目的が変わってしまった。まあ使う機材は星雲星団も彗星も似たようなものなので、そのまま使えると思う。
先日組んでみた25cmF4鏡筒は巨大だし重すぎるので、離島に持っていくのは無理そうだ。船なら何とかなりそうだが、飛行機では無理。そこで飛行機に載せられそうな、20cmF4鏡筒を検討している。
以前から手元にある20cmF4反射は、主鏡、主鏡セル、斜鏡、鏡筒、鏡筒バンドとすべて別々に入手したものだったと思う。だから主鏡の素性は不明だし、鏡筒は最初は笠井トレーディングのものだったが重かったので中古のビクセンR200SSのものを入手して交換した。
斜鏡スパイダーも最初は笠井トレーディングのものだったが、これもR200SSの中古のものに交換した。斜鏡は短径70mmとビクセンに合わせたが、笠井トレーディングのものだ。
ただし重量は7㎏ちょっとあるしスーツケースにぎりぎり入るかどうかという大きさ。いろいろ部品を外せばどうにかなりそうな気がしたが、いつも使っているスーツケースはあとちょっと(約1cm)のところで入らない。鏡筒を1cmカットするのも面倒というか、きれいに切れるかわからないのでやりたくない。
スーツケースに入るように分解できる鏡筒をかなり前に作ったが、あれも5㎏近くある。遮光や撮影時のブレを考えると、2㎏分の追加料金(JALで片道880円)を払ってもちゃんとした鏡筒の方がいいような気がする。
そんな感じのことを考えながら鏡筒を出してみたら昨夜は久しぶりに晴れたので、その鏡筒を使ってみた。
月は普通に撮影できる。中心部はシャープだが、周辺部は強いコマ収差でボケるのは下の画像のとおり。コマコレクターは必須だ。
笠井トレーディングの200mmF4鏡筒とビクセンのR200SSはスペックが同じなので部品は共通で使えそうだが、ビクセンの方が鏡筒が微妙に細く、笠井トレーディングの主鏡セルが収まりにくい。一度外すと主鏡セルを取り付けるのに苦労する。今回は取り付けに30分くらいかかった。
直焦点のピント位置はまあまあいい感じだ。しかし2インチアイピースでは下の画像のように延長筒が必要。まあこれは直焦点撮影のために筒外焦点をカメラに合わせたのだろうから、仕方がない。
なお眼視でもコマ収差は目立つので、パラコアとかコマコレクターが必要。F4.5鏡筒とはだいぶ違う。
一応木星も撮ってみた。主鏡口径200mmに対して斜鏡径が70mm。遮蔽率は35%にもなる。シュミカセも遮蔽率は30%を超えるはずなのでこれも大丈夫かと思ったが、シーイングも悪く木星の高度もやや低かったので、ひどい画像になった。光軸は合わせたつもりなのだが。
眼視では木星はそこそこ見えたが、シャープではない。ズームアイピースの3mm側で266倍。模様は見えるが詳細不明というレベルだった。
まあ星雲星団撮影用鏡筒なので仕方がないか。短焦点だし斜鏡は大きいしスパイダーは極太だし。どれも惑星撮影には不利な条件だ。
次は撮影用のコマコレクターのテストをしなくてはならない。この鏡筒はコマコレクターなしでは撮影には使えないが、ビクセン純正のはとても高いので持ってないし、安い方は普通の接眼筒には付けられないと、いろいろ問題がある。だからテストするのは他社製のもの。次の晴天の夜に続く。