自作40cmニュートンで火星をRGB撮影するようになってから、接眼部の傾きが気になっていた。
どうもフィルターターレットの重さに耐えきれずガタが出てきているような感じだ。
元々は安いクレイフォード接眼部だが、国際光器で買ったモーターフォーカサーが付くのがこれしかなかったために今まで使っていた。他の接眼部では、モーターフォーカサーをつける取付金具が合わないのだ。
しかしガタが出たのでは仕方がない。モーターでのピント合わせもぴったりに止めるのは難易度が高いので、いっそのこと手動に交換することにした。
ニュートン用接眼部は60cmを作るためにいろいろ集めたが、やはり手元にある中で一番いい英国オライオン社のもの(60cmに使用中)を使うことにした。
上の画像の左側がこれまでのモーター付。左がオライオン製。かなりしっかりしているので、フィルターターレットくらいでは問題ないはず。
交換を始めたのが夕方だったので、調整が終わるまでには火星の高度は高くなっていた。だから急いで撮影した。
この日は風がかなり強く、火星はまるで餅のように上下左右に伸びて写る。しかも雲の間を縫って撮影するので、RGBを連続して撮影するのはかなり難しかった。上のはカラーカメラで撮影したもの。
1時間程度撮影したが、大きな雲が連続して押し寄せてきたので撮影終了。まあ交換はだいたいうまくいった。光軸の追い込みがちょっと甘いかな。