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スマホと望遠鏡でリゲル(二重星)を撮ってみた

昨日は小規模な観望会があって、スカイウォッチャーのDOBGOTO10(25cm反射)を出して月を見てもらった。

月を見たらほとんどの人が帰ったので、望遠鏡のテストでシリウスを見たが200倍では伴星は見えず。でもリゲルの伴星はちゃんと見えたので私の低価格スマホで撮影してみたらちゃんと写った。
スマホと望遠鏡でリゲル(二重星)を撮ってみた_a0095470_14322432.jpg
こういう場合はスマホのカメラ性能よりも望遠鏡の性能が大きくものをいう。あと撮影技術。今回の画像はリゲルが画面の端に行ってしまったのを撮影したので、かなりひどい像になっている。カメラの性能も低いので、拡大してみたらひどい像。
スマホと望遠鏡でリゲル(二重星)を撮ってみた_a0095470_14321481.jpg
ついでに月の画像も。アイピースは低倍率用の25mmなので眼視では50倍。
スマホと望遠鏡でリゲル(二重星)を撮ってみた_a0095470_14321797.jpg
低価格スマホなのでマニュアル露出が難しく、オートで撮っているので白トビがあるが仕方がない。画像処理でちょっとコントラストを落とした。雲が通過中なので像にむらがある。

今ではだれもがスマホを持っているので、観望会の状況が許せば(つまり客が少なくて撮影できる余裕があれば)この程度の画像は誰でも撮れる。いい時代になったものだ。

ただし参加者の多い観望会で撮影を始められたら時間がかかって他の参加者の迷惑になるので、そこは気をつけないといけない。
参加者の多い場合には、私は撮影を断ることがよくある。まず参加者全員に見てもらいたいから。
仮に撮影にひとり1分かかるとしたら(初心者は実際にそのくらいかかる)、20人並んでいたら最後尾は20分よけいに待つことになるわけだ。
つまり撮影なしなら15分で済むところを35分待たされたら、けっこう大変だ。

観望会で撮影専用の望遠鏡とスタッフを準備する余裕があればいいのだが、現状ではなかなか難しい。人の集まらない寒い時期の集客方法としては有効かもなどと考えたりもするが。



by anettait | 2019-04-13 15:05 | 二重星 | Comments(0)  

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